太平山のあじさい坂

電車でがたごと揺られ乍ら、栃木市の太平山にあるあじさい坂へ行ってきました。

西洋紫陽花が多かったので、華やかというか、随分頭の重そうな紫陽花がたんまり居ました。なかなか良い時期に行ったみたいで、一部枯れているところもありましたが、ほぼピーク。しかし…階段多過ぎる。あじさい坂を過ぎて、更に上の方に太平山神社があるのですが、これまた階段続きで。階段の先にも階段。寧ろ、階段しか視界に入らない。心が折れそうになりました。帰りもこれ下りるんだよね、と。

取り敢えず、来年はこんな階段だらけの場所来ないだろうと、頑張ってきました。太平山神社に来るのはこれが最後になるかもという気持ちで。さて、そんなこんなで辿り着いた太平山神社。当然、御神籤も引く訳です。私が引かない筈が無い。

で、引いた御神籤は第一番。大吉。
しかも油断しなければ思うまま、とか云う素晴らしい大吉です。
中には、その内容本当に大吉?というのがあることを考えればほの大吉中の大吉です。世の中、努力しても実らないこともある訳で。でもこの御神籤が正しければ、油断さえしなければ思うまま。

さて、へろへろになったわたくし。後、500m登れば天頂と云われても根性無く、ここでもう下りることに。自分を許してあげました。

さて。太平山と云うと有名なのが、卵焼き、焼き鳥、団子らしく、知人のオススメは栃木家さんのメニュー。これは寄らずばなるまいてと思いきや、看板とかが余りに無くて、見つからない。結局神社の帰りにそれらしい地図を発見。ふらふらと行くとありました。

ここの卵焼き。甘いやつに、大根おろしがついてくる。醤油掛けて食べる卵焼き。出汁がきいているけど、甘いという不思議な卵焼きです。個人的には大根おろしつけないで、そのまま食べた方が好きなんですけども。焼き鳥はまあ普通。お団子…は…柔らかー。もっちもっちしたお団子を食べつけているせいか、とても不思議な食感。

食べ終えて、そのまま謙信平を登ってみました。「ここに永遠の愛を誓う」というテプラシールを貼った錠とかがわんさか金網に掛かっていたので、晒しもののようにカメラにおさめてきました。若いなあと。ここに錠をすることでどんな良い事があるのかは分かりませんがwikipediaさんによると太平山 (栃木県)は女の神様なのでカップルでいくと別れるという噂があるらしいですよ。そんなところに南京錠つけて愛を誓い合うって喧嘩売っているかのようですね、ハハッ(白目)。

謙信平をそのまま真っ直ぐ下って行くと、あじさい坂に出ると云われたので、ずーっと歩いて行きました。途中で大中寺に行くならこっちだよという看板があったのですが、それもスルーして歩き続けたところ、あじさいが無くなる位のあじさい坂の入り口に合流。え、そういう意味だったの?てっきりあじさい坂の途中から合流して、帰りもちょっと紫陽花を見乍ら帰って来られるんだとばっかり…。

帰りのバスまで時間があったので、200円払ってグリーンパークあじさい園に寄ってきました。紫陽花の景色がすごいというより、色んな種類が植わっているという印象の園です。

近所なので、電車でひょいっと気軽には行けるけど、あの階段はもう良いやと思わせられた太平山でした。神社まで上がらなければさほどじゃないよ。あじさい坂と卵焼きでやめておけば…ね。

電車とバスの乗り継ぎは最悪ですが、いざとなれば行きはタクシーってのもありますので。バスは大人1人22０円。タクシーは片道1200円弱でした。複数で行かないと損ですけど、丁度電車が駅に入る1分前に出発とか1分後に出発とかで、何が何でも30分位は駅で待たせたいようなのですが、如何せん駅の周辺ってそんな中途半端な時間を潰せそうなものが見当たらなくて、ついつい。車で行くのはやめることをお薦めします。遠方から来るなら街中に自家用車を置いて、バスかタクシーです。あじさい坂の手前で大渋滞して、駐車場に入るのが大変なことになります。