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夏至

のんびる:のんびりの動詞形。のんびりする、と同義。

2025.07.07.Mon 02:02:13
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2011.08.28.Sun 02:49:15
『死の本』
著:荒俣 宏、京極 夏彦、石堂 藍、小阪 修平、宮元 啓一、田沼 靖一
監修:小池 寿子



監修に小池寿子さんが居る辺りで、好きな人は結構絞られてくるのではと思われます。フィリップ・アリエスさんとか、成瀬駒男さんとか、池上俊一さんとか好きな人も良いかもしれませんが、内容はずーっとライトで取りかかりやすいです。本のタイトルは「死の本」ですが「生と死」の本です。まあ、生があって死が存在する訳なので当然ですが。

卒論が中世ヨーロッパの死生観を扱ったものだったので(しかも対象が腐敗死骸像とか)、こういうのは大好物です。大学時代には「悪趣味だ、気持ち悪い、グロい」と周囲に罵倒され、父上にも「変わった趣味だねえ」と云われたものですが、そういうのの入口です。入門編じゃなくてあくまで入口。

生者がどう死者と関係を持とうとしたかとか、人々がどう死をみつめようとしたのかとか、死と云うネガティブなものをどう精神的に克服しようとしたのかとか、そういう系統の話が好きな人はどうぞ。定価3200円だかはハードル高いですが中古でも安く手に入るし、図書館にも…あるかなあ。紙が分厚いのと図が多いので、本当にすぐ読み終わります。読みやすいから、さくっといけるというのもある。

装丁が好きです。中身は黒い背景に文字が白抜きしてあります。脂汚れとか目立つのが難点ですね。挿絵は黒と銀の2色刷です(と云うと白と黒と銀と思われそうなの補足しますが、銀色の地に黒刷です)。ビジュアル的にも重いです。字が大きめなので、目の悪い私でも何とか眼鏡無しで読めます(※)。※コレ美容室のお供には重要。

私自身は京極夏彦さんを目的に買ったんですが、読み終えると、京極さんだけが物語なので、何か浮いています(笑)これはこれで良いのですが。
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