2008.01.10.Thu 02:36:55
昨日、手順書を作るように云われたのを、時間がないんでちょっと今は無理ですとやんわり断ってみました。
最近、担当のある製品に関して、システム諸々が変更されたので、発注から搬入までのプロセスが以前と似つかない位に変更せざるを得なくなり、今は如何にその中で自分の仕事を減らし、効率よく作業出来るかと云う点でもぞもぞやっています。まだ、模索中で、やりとりしている相手に「こういうプロセスに変更することになったんだけど、今後の仕事運びとしてこんなのどう?」と提案をして、近々決着が着きそうな感じ。
そんなこんなで、手順書を作れと云われたんですが、難しいですね。少なくともこれは私の仕事ではないんだよなあと思ってみたり。単純に時間が足りないのもあるけど、誰もがその業務を出来るようなマニュアルを作る、というのは結局の所、課長とかなんですよね。確かに、誰かが休んだ時に、穴があいたまま誰にも補えないというのも困りものなんですが、誰もが出来るようになった途端、その業務をやっていた人は、急に「仕事のできない人」になってしまうんだ、ということに最近になって漸く気付きました。
本当は、誰もが仕事ができるようなマニュアルを作れるというのは、凄いことの筈なのに、作ってもそう評価されることは無い。「なーんだ、ただ自分がやっていた業務を書いただけじゃない」とか云われてみたり、「誰にでも出来るような仕事しかしない人なのね」とか評価されるだけという。「工数を割いて、自分の首を絞めるような仕事は最低だ」というのは父の言葉でしたが、多分、コレにあたる。結局、誰にでもその業務が出来るマニュアルを作った途端、もっと安い賃金でその仕事をしてくれる人にその仕事が回っていって、マニュアルを作った人はその業務においては要らない人になってしまう。
勿論、もっと違う仕事をしたくて、その時点でやっている仕事を減らしたいとか、管理職で課を運営して行く上で必要だからとか、要は仕事の質を上げる為にマニュアルを作るのは正しいと思うのだけれど、多分、そういうマニュアルは、私は作ってはいけない。
最近になって、漸く、少ないのだけれど、私にしか分からない業務というのがぽつぽつとでてきました。理想は、課がスムーズに運営できるように、その人にしか分からない、できない、という業務は減らして、誰もができるようにしましょう、なんでしょうが、競争社会で勝ち残って食って行くには、いかに、自分にしか出来ない仕事を保つかということだったのかー…みたいな。
過去の手順書を見ても分からない、その業務が全く出来ない、ということを先輩の派遣さんと嘆いていましたが、今思えばその手順書が正解だったんだと思うに至りました。その紙を見ただけで、誰にでも出来るようだったら、それまでその業務をしていた人って要らないんですもんね。よっぽど、そんなのが関係ない位に仕事がばりばり出来てしまう人は別ですが。
「xxやるにはどうすれば良いんですかね」
と訊かれたらまず手順書を渡す。
「分からないので教えて下さい」
と云われても
「私がやりますから」
と最終的に何にも教えない。
意地悪で教えないのとは違うのだけれど、多分、どんどんアイディアが浮かんで、どんどん現行でやっている仕事を減らさないといけないような人とかでない限り、教えないのが正解。
同じ仕事で、他人と競うとか、まるで学校の試験で点数を競うようなことをするのは消耗戦でも、違う分野で自分の仕事を確保する、「この分野だったら私は誰にも負けない」というのを作るというのは達成感があって楽しいのかもしれない。
本当につい最近になってそう思うようになりました。
後、半年も過ぎたらまた違う風に考えているかもしれないのだけれど。
でもこう思う前、先輩の派遣さんと、どうしてもっと良い手順書を作らないんだろうとぶちぶち文句を云っていた頃に、手順書を作るようにと云われていたら、きっと引き受けて、すっごい細かい手順書を作って、自分の首を締めていたかもしれない。
しかし、課長も部下の業務が分からないって、不便じゃないのかしら、とか思うこともしばしば。上司に訊いても分からないし、全体像も分からないし、とかいうともう関連部署の担当者とかに片っ端からコンタクトをとって、自分用ノートをせっせこ作成。ものによれば電子ファイルで作って個人ドライブに保存もしますが。多分、このノートが私だけの財産で、なおかつ、ご飯を食べて行く為の大事なネタになるんだなーとか思ってみる。
以前、私の後に同じ課の仕事に就いた人に、「高田さんのとっているノートってなんか凄い細かく書いてありそうだけどコピーさせてもらえない?」って頼まれて、その時は何も考えないで「いやー…でも余り正確さに自信がないので」と断ったのだけれど正解でした。よかったよかった。
ああ、せこいよ、自分。
最近、担当のある製品に関して、システム諸々が変更されたので、発注から搬入までのプロセスが以前と似つかない位に変更せざるを得なくなり、今は如何にその中で自分の仕事を減らし、効率よく作業出来るかと云う点でもぞもぞやっています。まだ、模索中で、やりとりしている相手に「こういうプロセスに変更することになったんだけど、今後の仕事運びとしてこんなのどう?」と提案をして、近々決着が着きそうな感じ。
そんなこんなで、手順書を作れと云われたんですが、難しいですね。少なくともこれは私の仕事ではないんだよなあと思ってみたり。単純に時間が足りないのもあるけど、誰もがその業務を出来るようなマニュアルを作る、というのは結局の所、課長とかなんですよね。確かに、誰かが休んだ時に、穴があいたまま誰にも補えないというのも困りものなんですが、誰もが出来るようになった途端、その業務をやっていた人は、急に「仕事のできない人」になってしまうんだ、ということに最近になって漸く気付きました。
本当は、誰もが仕事ができるようなマニュアルを作れるというのは、凄いことの筈なのに、作ってもそう評価されることは無い。「なーんだ、ただ自分がやっていた業務を書いただけじゃない」とか云われてみたり、「誰にでも出来るような仕事しかしない人なのね」とか評価されるだけという。「工数を割いて、自分の首を絞めるような仕事は最低だ」というのは父の言葉でしたが、多分、コレにあたる。結局、誰にでもその業務が出来るマニュアルを作った途端、もっと安い賃金でその仕事をしてくれる人にその仕事が回っていって、マニュアルを作った人はその業務においては要らない人になってしまう。
勿論、もっと違う仕事をしたくて、その時点でやっている仕事を減らしたいとか、管理職で課を運営して行く上で必要だからとか、要は仕事の質を上げる為にマニュアルを作るのは正しいと思うのだけれど、多分、そういうマニュアルは、私は作ってはいけない。
最近になって、漸く、少ないのだけれど、私にしか分からない業務というのがぽつぽつとでてきました。理想は、課がスムーズに運営できるように、その人にしか分からない、できない、という業務は減らして、誰もができるようにしましょう、なんでしょうが、競争社会で勝ち残って食って行くには、いかに、自分にしか出来ない仕事を保つかということだったのかー…みたいな。
過去の手順書を見ても分からない、その業務が全く出来ない、ということを先輩の派遣さんと嘆いていましたが、今思えばその手順書が正解だったんだと思うに至りました。その紙を見ただけで、誰にでも出来るようだったら、それまでその業務をしていた人って要らないんですもんね。よっぽど、そんなのが関係ない位に仕事がばりばり出来てしまう人は別ですが。
「xxやるにはどうすれば良いんですかね」
と訊かれたらまず手順書を渡す。
「分からないので教えて下さい」
と云われても
「私がやりますから」
と最終的に何にも教えない。
意地悪で教えないのとは違うのだけれど、多分、どんどんアイディアが浮かんで、どんどん現行でやっている仕事を減らさないといけないような人とかでない限り、教えないのが正解。
同じ仕事で、他人と競うとか、まるで学校の試験で点数を競うようなことをするのは消耗戦でも、違う分野で自分の仕事を確保する、「この分野だったら私は誰にも負けない」というのを作るというのは達成感があって楽しいのかもしれない。
本当につい最近になってそう思うようになりました。
後、半年も過ぎたらまた違う風に考えているかもしれないのだけれど。
でもこう思う前、先輩の派遣さんと、どうしてもっと良い手順書を作らないんだろうとぶちぶち文句を云っていた頃に、手順書を作るようにと云われていたら、きっと引き受けて、すっごい細かい手順書を作って、自分の首を締めていたかもしれない。
しかし、課長も部下の業務が分からないって、不便じゃないのかしら、とか思うこともしばしば。上司に訊いても分からないし、全体像も分からないし、とかいうともう関連部署の担当者とかに片っ端からコンタクトをとって、自分用ノートをせっせこ作成。ものによれば電子ファイルで作って個人ドライブに保存もしますが。多分、このノートが私だけの財産で、なおかつ、ご飯を食べて行く為の大事なネタになるんだなーとか思ってみる。
以前、私の後に同じ課の仕事に就いた人に、「高田さんのとっているノートってなんか凄い細かく書いてありそうだけどコピーさせてもらえない?」って頼まれて、その時は何も考えないで「いやー…でも余り正確さに自信がないので」と断ったのだけれど正解でした。よかったよかった。
ああ、せこいよ、自分。
PR
2008.01.10.Thu 01:55:37
年始早々また課の人が減ることが分かり、がっくりきています。応急的に、過去にその業務をやったことのある、他の課のAさんに仕事を引き継いで頂くことになったのですが、どうもAさんも次の異動先が決まっていて、後はタイミングの問題、とのこと。
Aさんがにこやかに仰ったこと。
「私もそう長くはここにいないんで、そうしたら高田さんが柱なんだよ、しっかりしてね。今のうちに学べるものは全部学んでおいて」
有り得ない。
どんどん人がいなくなる我が課を指して、父が云った一言。
「まるで難破船からネズミが逃げて行くかのようだ」
Aさんがにこやかに仰ったこと。
「私もそう長くはここにいないんで、そうしたら高田さんが柱なんだよ、しっかりしてね。今のうちに学べるものは全部学んでおいて」
有り得ない。
どんどん人がいなくなる我が課を指して、父が云った一言。
「まるで難破船からネズミが逃げて行くかのようだ」
2008.01.07.Mon 23:21:19
年明け初日位は定時で帰れるんじゃないかとか期待しながら、眠い目をこすり出勤。目を伏せたくなる位の仕事量に目眩を覚え、海外は2日から出勤だったんだということを痛感しました。皆、元気。
フランスとの電話会議で、こっちは寒いのよーと云おうとしたら、先手打たれました。
「こっちはマイナス10度だよ!」
前もこんなパタンだったような気がする。相手は違ったけど。
最近本当に、翌日に繰り越す仕事が増えていて、延々定時で上がれる気配すらないのだけれど、充実はしている、気がする。充実し過ぎていて頭がパンクしそう。如何にorganiseするかを考えるのも、ちょっと楽しくはある、かもしれない。
Excelで資料を作ることが多い。以前は文書作成ならWordだと思っていたのだけれど、タブもセル操作も便利過ぎて、最近はWordで良いじゃない、と思えるものまでExcelで作成してしまっています。就職前は、「何でもかんでもExcelで作成しちゃう」と云っていた父に「有り得ない」と云っていたのに、気付けば同じことをしていました。
中学や高校の頃から、ノート作成に凝ったりしていたので、その傾向にはあったのだけれど、最近はExcelファイル作成が楽しい。部内で使うものとかは、好き勝手に作成しているせいで、私のファイルは一発で作成者が私だと分かる位にカラフルなのだけれど(身内以外が参加する会議で使う資料や、上司に提出するのは真面目そうな顔したファイルにします)、どうやったら見やすいかしらと考えながら作成するのは本当に楽しい。
入社したての頃は、右見て左見て、同じ工場内の人達が作っているように、黒一色とか、せいぜい青と赤の文字が入るだけのファイルを作成していたのですが、海外からきたファイルがカラフルで、それがまた驚くほど見やすかったので、それを少しずつまねっこ。罫線の種類とかにも凝り出して、あれよこれよと云っているうちに、参考にしたファイルよりも遥かに派手なファイルになり掛かっていますが、気にしない。
ちなみに、個人用のファイルは色合いも酷いです。山吹色とマゼンタとビビッドな水色とかの組み合わせが大好きです。共有ファイルは目に優しい色を選びますが、山吹色だけは外せません。大好きー。
フランスとの電話会議で、こっちは寒いのよーと云おうとしたら、先手打たれました。
「こっちはマイナス10度だよ!」
前もこんなパタンだったような気がする。相手は違ったけど。
最近本当に、翌日に繰り越す仕事が増えていて、延々定時で上がれる気配すらないのだけれど、充実はしている、気がする。充実し過ぎていて頭がパンクしそう。如何にorganiseするかを考えるのも、ちょっと楽しくはある、かもしれない。
Excelで資料を作ることが多い。以前は文書作成ならWordだと思っていたのだけれど、タブもセル操作も便利過ぎて、最近はWordで良いじゃない、と思えるものまでExcelで作成してしまっています。就職前は、「何でもかんでもExcelで作成しちゃう」と云っていた父に「有り得ない」と云っていたのに、気付けば同じことをしていました。
中学や高校の頃から、ノート作成に凝ったりしていたので、その傾向にはあったのだけれど、最近はExcelファイル作成が楽しい。部内で使うものとかは、好き勝手に作成しているせいで、私のファイルは一発で作成者が私だと分かる位にカラフルなのだけれど(身内以外が参加する会議で使う資料や、上司に提出するのは真面目そうな顔したファイルにします)、どうやったら見やすいかしらと考えながら作成するのは本当に楽しい。
入社したての頃は、右見て左見て、同じ工場内の人達が作っているように、黒一色とか、せいぜい青と赤の文字が入るだけのファイルを作成していたのですが、海外からきたファイルがカラフルで、それがまた驚くほど見やすかったので、それを少しずつまねっこ。罫線の種類とかにも凝り出して、あれよこれよと云っているうちに、参考にしたファイルよりも遥かに派手なファイルになり掛かっていますが、気にしない。
ちなみに、個人用のファイルは色合いも酷いです。山吹色とマゼンタとビビッドな水色とかの組み合わせが大好きです。共有ファイルは目に優しい色を選びますが、山吹色だけは外せません。大好きー。
2007.12.18.Tue 22:15:16
私が担当しているフランス工場の日本担当マネージャーが最近Mさんに代わったので、先日電話会議の後、チャットで親睦を図りました(と書くと少し響きが良さそうですが、本当に、仕事とは関係のない話をしていただけ/笑)。
で、最近のフランスでの日本食レストランの話を聞いたんですが、sakuraという名前のチェーン店が流行っているとか。で、引っ掛かったのは次の話。
Mさん「おかしな話なんだけど、経営は中国人がしているのよね。」
エーーーーー!みたいな。
高田「料理してるのは日本人なんですよね?」
Mさん「んー…今度確かめて来るけど多分中国人か韓国人だと思うの。」
曰く、油ギトギトな中華料理に辟易したフランス人のニーズを察知した中国人が、健康的な和食に目をつけて経営を始めたんじゃないかとか。刺身や寿司が食べられない人用に串ものも揃ってるんだと。なんちゃって和食じゃなくて、ちゃんとした和食が出るのかちょっと気になってます。
日本は寒いんだよー!と電話会議早々泣き言を言ったら、フランスは氷点下3度だって。そういえば栃木って今何度くらいなのかしら。今度天気予報見なきゃ(笑)
で、最近のフランスでの日本食レストランの話を聞いたんですが、sakuraという名前のチェーン店が流行っているとか。で、引っ掛かったのは次の話。
Mさん「おかしな話なんだけど、経営は中国人がしているのよね。」
エーーーーー!みたいな。
高田「料理してるのは日本人なんですよね?」
Mさん「んー…今度確かめて来るけど多分中国人か韓国人だと思うの。」
曰く、油ギトギトな中華料理に辟易したフランス人のニーズを察知した中国人が、健康的な和食に目をつけて経営を始めたんじゃないかとか。刺身や寿司が食べられない人用に串ものも揃ってるんだと。なんちゃって和食じゃなくて、ちゃんとした和食が出るのかちょっと気になってます。
日本は寒いんだよー!と電話会議早々泣き言を言ったら、フランスは氷点下3度だって。そういえば栃木って今何度くらいなのかしら。今度天気予報見なきゃ(笑)
カレンダー
カテゴリー
ブログ内検索